全国高校サッカー選手権大会3回戦のゴールキーパーのビッグセーブを分析!
中山です!
全国高校サッカー選手権大会もいよいよベスト4が決まり、土曜日の準決勝を前に盛り上がりを見せていますが、その前に3回戦のゴールキーパーのファインプレーを見ていきたいと思います!
ゴールキーパーのファインプレーはもちろんテレビにでも写ることがあります。
ですが、そのビッグプレーの細部まで伝えられることはほとんどありません。
その細かな部分をぜひ見てください!
矢板中央高・『安西 駿』選手
最初のプレーは栃木県代表・矢板中央高の安西駿選手のこのプレー!
バイタルエリア付近での混戦。
ゴールキーパーから見て若干左側にドリブルをしているところ
スイッチで入れ替わり、DFのギャップが空いてしまいました。
シュートコースは中央でがら空き。
良いポジションと構えでしっかりとシュート対応することができました。
すごくよかった部分として、常にボールとゴールの中央を結んだ【リトリートライン】に入り続けることができたこと。
スイッチした後もほぼポジションがズレることはありませんでした。
また、中央だったため、ポジションも高めにとってシュートコースを狭めていたこともグッドでしたね!
シュートコースを狭めれず、反応は申し分ないものの、届かない・・・というプレーを多く見ていますが、ポジションの高さもすごくよかったですね!
流通経済大学付属柏高『松原 颯汰』選手
強豪校の中にで、1年生でゴールを守るのは、千葉県代表・流通経済大学付属柏高の松原颯汰選手!
早い段階で上のカテゴリーの試合に出る選手が多く出てほしいですね!
コーナーキックからのシーンでした。
星稜高の選手がフリーで中央にヘディング。
DFを背負う形でボールを受ける選手。
そのキープして落としたボールをそのままシュート。
右足でセーブしたシーンでした。
後ろのアングルから見てみると、非常に至近距離であることがわかります。
相手の位置と仲間の位置を見て、シュートコースを読んだ松原颯汰選手はシュートコースがわの右へ移動。
その移動した動きを利用して右足一本でストップ。
確かにまぐれと言われれば、まぐれかもしれません。
しかし、どこのシュートコースが空いていたのかを瞬時に判断できなければ、そこにすら動くことは難しい場面。
ある意味鋭い読みを感じたプレーでした。
尚志高『森本 涼太』選手
福島県・尚志高を再びベスト4に導いたのは森本涼太選手の活躍があってと言っても過言ではないでしょう。
ゴールキーパーの森本涼太選手から見て、ペナルティエリア左側に侵入してきた前橋育英高の選手が切り替えします。
左足に持ち替えた時、ぽっかりとDFのギャップが空いてしまい、シュートコースが一気にできてしまいました。
しかしながら、シュートに対して冷静に構えて対処しました。
素晴らしかったのは、ゴールキーパーの森本涼太選手の前でバウンドするシュートでした。
しかし、バウンドすると同時に手を出し、かつパリーソーンというゴールライン際のスペースにはじき出すことによって前橋育英高の選手にセカンドチャンスを与えなかった部分です。
これはチームにとっては大きなプレーであり、流れを一気に引き寄せた大事なプレーだったと私は見ています。
良い準備が必要だし、鋭い予測が必要となってくるでしょう。
どうしても、ゴールキーパーが【止めた】シーンに目がいきがちです。
ですがそこではなく、準備段階で90%くらいは止めれるかどうかはわかります。
その準備段階をしっかりと観察してみてください。
その部分なくして良いゴールキーパーは育たないと私は思います。
だからこそ特にシュートストップの戦術の基本を徹底的にマスターしてほしいと思います。
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基本編より引き続き、シュートストップ編
金額:1,620円(税込)
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