爆発的なセービングの裏には秘密兵器の存在がある?!
私には秘密兵器があり、その秘密兵器が爆発的なダイビングスキルへと繋がっている。
それはプライオメトリクスボックスという秘密兵器だ。
私が指導している福岡ゴールキーパースクールはもちろん、東福岡高校サッカー部でも使用しているボックス。
今回はこのプライオメトリクスボックスを使ったゴールキーパー練習を紹介していく。
ボックスに当てて反応速度をアップするGKトレーニング
まずは単純にこの台に当てて跳ね返ったボールに対してシュートストップを行います。
GKコーチがゴールキーパーの後ろからランダムに蹴っていきます。
いつくるか分からないからこそ構を大事に!
見えないので、いつくるか分からない状況。
試合中でも、予測不能な状況も出てきます。
だからこそ、構えを安定させましょう。
膝の高さよりもお尻(重心)を上に置いておくことが大事になります。
台を利用した複合的なGKトレーニング
次はプライオメトリクスボックスに跳ね返ってボールに対してストップ。
その後に、中央からのシュートを止めるという複合的なトレーニング。
1stプレーの弾き方がうまくいかなかった想定
全てのボールをうまくはじき出せるわけではありません。
特に最初のボックスの反応GKトレーニングなんてまさにそうです。
試合中に無回転などの意図的にはじき出せなかったボールに対して、逆へボールが跳ね返る時があります。
セカンドプレーで逆方向へいくゴールキーパー練習も取り入れてみてください。
ボックスから飛び降りてダイビング
最後はプライオメトリクスボックスから片足で飛び降りてセービングします。
セービング練習を行うときは、十分に受け身や着地に気をつけてください!
ダイビングするときの踏み込みの仕方によってスピードやパワーが変化してきます。
そもそもプライオメトリクスとは?!
中山英樹的GK論でも、すごく取り入れられているのがプライオメトリクス。
簡単にいうと、SSC・ストレッチ・ショートニング・サイクルです。筋肉の伸長反射を利用しています。
エバニュー プライオメトリクスボックス 30S ETB617 1台 価格:25,876円 |
小さい頃、輪ゴムを使って鉄砲を作ったことはないだろうか?
それと同じで、筋肉を伸ばしてパン!と輪ゴムと同じく縮める感じだ。
そうすることで、爆発的なセービングが可能になるだろう。
ただ、こちらのプライオメトリクスを取り入れたトレーニングを多くしすぎると、怪我へつながる可能性がある。
できれば、週2回ほどにおさえてほしい。
それほど負荷の強いトレーニングなのだ。