ロングシュートはもう怖くない!クロスステップを徹底解説!
遠くからシュートを放たれた際、上手く対応ができない。そんな想いをした選手も多いのではないだろうか。
闇雲に足を動かしてもボールに追い付けない。
しかし、とある技術を使えば、その問題は一気に解決できる。
今回はクロスステップについて紐解いていく。
クロスステップはなぜロングシュートに有効なのか
ロングシュートは『真ん中からボールが飛んで来る』というよりは、ボールの延長線上から真っ直ぐ向かってきます。
なので、クロスステップを使うと効果的なんです。
ただ、クロスステップは練習をしていないと簡単には使えません。
なので、練習をする際は順序を追ってトレーニングする必要があります。
クロスステップを身に付ける適切なトレーニング1
最初のトレーニングはボールを横に置いた状態でクロスステップを使ってダイブをしましょう。
クロスステップダイビングは構えた上でボールにワンステップで反応しますが、『クロスステップ』は足を交差しながら移動をした上でボールに飛び込みます。
練習の時に間違えやすいのは、ボールの場所です。
前からシュートを打たれた想定で横にボールを置いているので、練習をする際のポイントはボールの移動をイメージした体の向きになります。
構えた時にあくまでも『前からシュートが来た』というイメージを持ちながら、体をボールに正対しながらダイブしましょう。
クロスステップを身に付ける適切なトレーニング2、3、4
横にボールを置いたトレーニングを行なったら、次は実際に動いているボールに対応してみましょう。
グラウンダーで左右に投げてもらったボールに対応します。
ボールの方が速いので、クロスステップは素早く走るようなイメージを持って下さい。
そうすると自分の前でボールを取りやすくなります。その次はバウンドボールに対してもやってみましょう。
そのメニューも行なったら、7m32cmの間を開けてミニゴールを2つ用意します。
左右ランダムにボールを投げるのでクロスステップダイビングで止めましょう。
(3つのメニューを行いましたが)最初から投げるのではなく蹴ってやればいいと思われるかもしれません。
ただ、そうすると最初から練習の難易度が上がってしまいます。
なので、最初は手でしっかり投げて、ステップを踏めるようになることが大事です。
クロスステップを身に付ける適切なトレーニング5
これらのメニューを行なった後に、トレーニング4の応用としてゴールに投げた場合とゴールの内側に投げた場合で判断を変える練習をやってみましょう。
前者はクロスステップで、後者はワンステップでダイブします。
内側はだいたい5mぐらいしか距離がないのでワンステップで届きますが、それ以上の範囲を守ろうとすればクロスステップを使わないと守れません。
クロスステップをする際は足の回転を早くしましょう。
スピードが上がり、進行方向に上半身が向きやすくなります。
そうすると、できる限り前から来るボールに体を向けられて、自分の体よりも前でボールに触れるようになります。
クロスステップを身に付ける適切なトレーニング6
次のトレーニングは2つのゴールを90度の方向にそれぞれ置いて行ないます。
1つ目のゴールはクロスステップで守ります。
止めたら、そのままぐるっと曲線を描きながらふたつ目のゴールに向かいましょう。
クロスステップで大切なことは地面を蹴ることです。
そのまま倒れるのではなく、地面を蹴って下さい。
2つ目のゴールにも1、2のタイミングで地面を蹴って飛び込みます。
クロスステップは距離を稼ぐために走る動きですが、進行方向に体が向きやすいので、ボールに向けながら行ないましょう。
クロスステップのポイント。トレーニングを体験したスタッフの感想は?
ゴールの代わりに使えるものは?
今回のトレーニングではゴールを使いました。
自宅で行う場合は大コーンやマーカーで代用し、ゴール幅に置いていいと思います。
また、マーカーやコーンを使って、最後に取り組んだ角度を変えた形の練習もできます。
ただ、どれだけ良い練習をしても効果は半減してしまいます。技術をどうすべきか。正確な情報を知って取り組んで見ましょう。