ベスト4に入ったゴールキーパーの特徴とは?!

第99回全国高校サッカー選手権大会もいよいよベスト4が出揃いました。

私の指導する東福岡高校はベスト4に入った矢板中央高校にPK戦の末、敗れました。

PK戦は時の運ではありますが、ゴールキーパーの止めたシーンはグッとくるものがありますね!

今回はベスト4に残ったチームのゴールキーパーを分析していきたいと思います。

 

・ベスト4のゴールキーパーの特徴

・勝ち残っていくためにはどんな要素が必要なのか?

 

特にこの2つに絞ってみていきましょう!

 

ベスト4のゴールキーパーの特徴

運だけで全国高校サッカー選手権大会のベスト4にくることは難しいですよね。

もちろんチームの総合力もあるだろうが、ゴールキーパーは影の立役者といってもいいと思います。

そんな輝かしい4名のゴールキーパーを紹介していきましょう!

 

山梨学院の熊倉匠

まず1人目は、優勝候補の埼玉県代表・昌平高校を撃破した、山梨学院の熊倉匠選手。

非常に安定しているゴールキーパーで、なんといっても、キャッチングしっかりしているのがポイント!

その中でも、クロスボールは強い!

キャッチングでポロポロいかないし、パンチングなど堅実なプレーが光った印象です。

キャッチングミスがないゴールキーパーは、安定感を感じる結果になっています。

 

帝京長岡の佐藤安悟

全国高校サッカー選手権98回大会でベスト4、準々決勝で強豪の千葉県代表・市立船橋との対戦となった帝京長岡。

2人目は佐藤安悟選手。

市立船橋戦ではミスがいくつかみられました。

クロスボール時のキャッチングミスの部分です。

オーバーハンドキャッチに不安があると感じましたね。

しかしながら、プレーの良さは守備範囲の広さと思います。

クロスでも披露目のエリアを積極的にチャレンジする場面が見られたのは収穫です。

ただ、最後の失点もループシュートだっただけに、ポジションと判断の修正が必要かと思います。

 

青森山田の韮澤廉

前回大会は惜しくも準優勝だった青森山田が再びベスト4に戻ってきました。

3人目は青森山田の韮澤廉選手。

準々決勝では東京都代表の堀越高校でした。

点差が開いてしまったため、出番自体は少なかったですが、バックパスの冷静な対応や、リーダーシップは素晴らしいものがありました。

また、長めの距離のループシュート気味になったシーンも、動きをクロスステップに切り替えて対応していたシーンは素晴らしかったですね。

簡単に倒れれず、ギリギリまで足を運ぶ動きはすごく良かったです。

 

矢板中央の藤井陽登

最後は去年もベスト4を経験した矢板中央の藤井陽登選手。

前年度よりも安定感が増し、パワーアップした印象ですね。

クロス対応もスムーズとなっていました。

また、PKストップではパワフルなゴールキーピングを見せてくれました。

チームを勝利に導くことができたのは、間違いなく藤井選手のストップがあってこそでしょう。

 

トーナメント形式を勝ち残っていく要素とは?

ノックアウト方式のトーナメントでは、確実にシュートストップが求められます。

また、0-1で負けている状況を想定して、クロスボールや早めのアーリークロスなど、高さのあるクロスへの対応もあるでしょう。

そしてできる限り自チームがボールを保持できるような効果的なビルドアップです。

 

もちろん他にもありますが、準決勝でゴールキーパーのプレーに注目しながら見ていくと、さらに深い要素が見えてくるでしょう!

準決勝にも注目です!

がんばれゴールキーパー!