ゴールキーパーというポジションに感動を覚えた日
私は小学校5年生の後半頃にサッカーを始めました。
今考えれば圧倒的に遅いサッカーのスタートでした。
・ふとしたきっかけでサッカー人生がスタート。
・週1回のトレーニング。
・環境なんて考えたこともなかった。
・手を使う競技が好きだった記憶がある。
・初めて試合でゴールキーパーをした日。
うろ覚えでしかない小学生の頃のお話をちょっとだけさせてください。
ただ、今でも覚えているのが小学校の時の「ゴールキーパーというポジションに感動を覚えた日」でした。
ふとしたきっかけでサッカー人生はスタート
私は全然サッカーとは無縁の家族に生まれました。
父は柔道をしていて、まだまだサッカーよりは野球の時代だったと思います。
今でも覚えているのは、福岡ドーム(今でいうPayPayドーム)はまだなくて、平和台球場という市民球場にケンタッキーフライドを買って見に行っていました。
私はすでに父を亡くしているため、今でも近くを通ると思い出すことがあります。
※現在のケンタッキーフライドチキン福岡赤坂店の様子
そんな私は母の仲の良い人たちの子供が、近くのサッカークラブ?スクール?に入っていたため、私も入ることになりました。
今考えればそのグループの中では一番遅くサッカーを始めたと思います。
周りを見たら、幼馴染全員がいたわけですから。
週1回のトレーニング
そのサッカーの練習は土曜日の15時くらいからだったかな??
本当にあまり覚えていないんです。
ただ、自分は習い事を多くしており、忙しい小学生だった記憶があります。
サッカーは週1回だけ。
今考えたら、トレーニングは大したことは何もしていません。
私自身は最初はキーパーを好んでプレーしていたわけではありません。
ただ、小学6年生で170cmあったため、体格だけで言えば素質があったのかもしれません。
環境なんて考えたこともなかった。
トレーニングをしていた場所は、幼稚園のグラウンドでした。
もちろん広くないし、ゴールもフットサルゴールよりも小さなゴールが2つあるだけ。
※当時使っていた幼稚園。今はすでに園舎は新しくなっており、この面影はない。
でも、当時小学生の自分からすると、遠くにボールが蹴れた感じがして、優越感に浸っていた感じがありました。
はっきり言って、ボールの蹴り方も習った記憶はないし、ただなんとなくポジションを教えてもらった記憶くらいしかありません。
一生懸命オフサイドについて説明されていたのを、なかなか理解できなかった自分がいたのも覚えています。
どう考えても、サッカーを知らないただ球蹴りに来ていた小学生でした。
手を使う競技が好きだった記憶がある。
小学校の授業などでは、積極的に手を使うことを自然と行っていました。
ソフトボールではキャッチャー、バスケットなどは好きでしたね。
すごく投げるのが得意な同級生がいて、全然取れなかったけど必死にボールを取ろうとしていた記憶があります。
また、小学校のクラブ活動ではサッカーを選択せずに、将棋クラブでした。
オセロや将棋は、父の影響からか昔から好きでした。
先を読むことを覚えたのはこの頃かなって思います。
相手の一つ先を読む、考えるのが好きでしたね。
初めて試合でゴールキーパーをした日
週1回のサッカーの練習でもたまにはキーパーをしていましたが、本格的にやったことはありませんでした。
もちろんキーパーグローブなんて持っていません。
少年サッカーのコートの広さなんて知らなかったし、したこともありませんでした。
そんな少年が初めて小学生の正規コートで試合をしました。
小学6年生の時、私はクラブで唯一の6年生でした。
私しかいなかったため、試合などもなく、確かそれが最初で最後の試合だった気がします。
今考えたら協会登録なんてしていなかったし、トレセンなんて?でしたね。
ただ、なぜかその試合は私はゴールキーパーをしました。
記憶がさだかではありませんが、前半DF??後半キーパー?全部キーパー?って感じでした。
試合で強く記憶に残っている一つ目はボールです。
すごく硬かった印象で、サッカークラブでは飛んでいたのに、飛ばなかったという印象です。
ゴールキーパーというポジションに感動を覚えた日
私はその試合で唯一はっきり覚えているシーンがあります。
試合には確か1-0で勝っていたと思います。
後半の最後の最後でロングシュートだったかな?
遠目からのシュートがあり、それを横っ飛びして指先にかすったのを覚えています。
指先のないただの手袋でやっていたため、鮮明の覚えています。
その時にはスローモーションでした。
ボールに触るとき指ギリギリでしたね。
その時は何かよくわかりませんでした。
それが今で言う「ゾーン」と言う現象です。
外に出たボールを取りに行き、帰っている時にみんなが喜んでいるのが見えました。
そうです。勝ったのです。
絶対に勝てるはずのない相手との試合でしたから、みんな興奮していましたね。
正直チーム練習でフィールドプレーヤーをやっていても、上手くはないのは自分ではわかっていました。
だからなんとなくキーパーって思ったのかなって思い返せば思います。
ただ、あの時の感覚は中学でも高校でも活きていると思います。
なんて言うんでしょうか。
ギリギリのシーンで、無音となり、スローモーションの中、ボールを追いかける。
触った瞬間に歓声と悲鳴が入り混じる。
この一瞬の出来事がなかったら、ゴールキーパーをしていないかもしれません。
人生が左右された大きな出来事でした。
それが私にとって、【ゴールキーパーというポジションに感動を覚えた日】でした。