身長を伸ばす秘策って?ゴールキーパーが実践する価値のある話
今回はゴールキーパーにとっては一番気になっているでしょう、この話題。
身長
ゴールキーパーにとっては死活問題?!
おそらくゴールキーパーだけでなく、サッカー・バスケット・バレーなどなど身長はスポーツ選手にとっては大事な部分。
では、どうやって身長を伸ばしていくのか?
その部分を考えていきたいと思います。
サッカーで唯一手の使えるポジション
GKといったら皆さんどんな印象を持つでしょうか?
「サッカーで唯一手の使えるポジション」
そうですよね。ある意味特権が与えられています。
一方で絶対にミスを許されない、厳しさもあります。
「シュートが迫ってくるから恐ろしい」
確かにGKを経験したことのない人からすれば、そんな思いを抱くかもしれません。
メッシやクリスティアーノ・ロナウドのようなトッププロになると、そのシュートは時速100キロを超えるといいます。
それが至近距離で飛んでくるのですから、逃げだしたくなる気持ちも分かります。
やっぱりGKは身長が大きくないと難しい?
現役のGKでもそう思っている選手は多いんじゃないでしょうか?
確かに身長があれば届くボールも、身長がないばかりにゴールを決められてしまった。
そんな悔しい思いをしたことはGKならみんなあるはずです。
まして身体的にヨーロッパや南米に劣るといわれる日本人ですからなおさらです。
確かに身長は遺伝でかなり左右されることは事実です。
親の遺伝で身長は決まる?!
一説には9割は親の遺伝で決まるともいいます。
でも諦める必要はありません。
なぜなら成長期の選手なら、自分で身長を伸ばすことは可能だからです。
「そんな魔法のようなことがあるんでしょうか?」
と思われるかもしれませんが、それは可能です。敢えて慎重に書けば『可能性』があります。
方法は簡単です。
それは睡眠を取ることを徹底することです。
身長と睡眠の関係は広く知られています。
睡眠によって体から生まれる成長ホルモンが、体を大きくしています。
特に成長期にはこの成長ホルモンが盛んに分泌されます。
同時に寝ないと成長ホルモンの分泌は進みません。
よくサッカーの指導者の間でも話になるのですが 「大きい選手はほぼ例外なく良く寝ている」
寝る子は育つ!
古い諺(ことわざ)に『寝る子は育つ』という言葉がありますが、これは事実を経験的に言い表した言葉です。
ここからは筆者の家庭で実践していることを書きます。
現在中1のひとり息子はGKではありませんが、サッカーをしています。
4歳からサッカーをはじめたこともあり、ボールコントロールに関してはかなり秀でたものを持っています。
ただ将来への不安があるとすればフィジカルです。
少々古い話ですが2006年のドイツW杯の終わった直後、日本代表を率いたジーコ監督(当時)は、惨敗の要因であり、日本の最大の課題は何かと問われ 「フィジカル」 と即答したことあります。
極論すればそこなのです。
しかし日本人は先天的に体格が小さい。どうするのか?
筆者はその壁を打ち破る方法が何かと考えました。そしてふと思い立ったことがあるので。
「ケガをした選手って、しばらく休んでいる間にすごく大きくなってることがあるよな」
指導者の間では当たり前にいわれていることです。
そうなんです。
練習ができないことで、食べたものが運動エネルギーではなく成長エネルギーに置き換わり、生活サイクルも練習がないことで睡眠時間がたっぷり取れるようになります。
サッカーのスキルという点で不安はあるかもしれませんが、体のサイズアップという点では休むこと、そして寝ることは確実にプラスに働くのです。
筆者の知り合いの体育大学の准教授も
「身長は遺伝だけではありません。特に睡眠と栄養と適度な運動によって、身長を伸ばすことができます。実際私は180cmありますが、父親は165cmで母も150cm台です。私自身が睡眠、栄養、運動のバランスを心掛けてきたことが結果につながったと思います」
と話しています。
寝るトレ
先生からの助言もあり、我が家では『寝るトレ』が日常になりました。
息子は多い時で一日24時間の内20時間を寝ていたこともあるほどです。
結果どうなったか?
現在中1ですが身長は166cm(10月現在)。中1のこの時期の平均身長と比べると約9cm高いことになります。
父親の私は165cm、母親は157cmです。
特に私自身は中学入学時に150cmしかありませんでした。
息子は中学入学時に160cm。実にその差10cm。
小6の1年間で身長は約12cmも伸びました。
結果が出たことで、息子は寝ることの効果を実感。
自ら暇さえあれば寝て過ごすようになりました。
幸いしたのは息子の場合、サッカー以外はテレビやゲームに一切の興味がなく、小1の頃から学校の宿題は休み時間の間に済ませてしまうという習慣を身につけていました。
結果的に中学生になった今でも練習のない平日は夜8時前に布団に入るということが当たり前になっています。
ただ多くの選手は練習から帰って晩ご飯を済ませ、その後で宿題。
練習のない日はテレビだゲームだと、結果寝るのはいつも11時を回ってからというケースも多いでしょう。
これは本人の意識によるところも大きいのが現状です。
寝る時間がないのではなく、寝る時間は作るものなのです。
もしプロを目指すのであれば、そこは自己管理しかありません。
大谷翔平はどうしてた?
余談になりますが、二刀流でアメリカを席巻したMLBの大谷翔平選手は高校時代にケガで練習のできない数ヶ月を、監督が徹底して睡眠を取らせたそうです。
彼の将来性を見越して無理をさせず、徹底して体を大きくすることに時間を使った。
実はこのエピソードはバラエティ番組の『アメトーーク!』の中で紹介されたものです。
実はこの話を聞いて我が家では本格的に『寝るトレ』を導入しました。そして圧倒的な体格を手に入れた大谷選手がどうなかったか?
結果は皆さんがご存知の通りです。
練習は大事だけど・・・
逆に練習をし過ぎると折角食べた栄養が運動エネルギーに費やされてしまい、体を大きくしようにも余力が残っていないということも医学学会で報告されています。
確かに練習は大事ですが、それは程度の問題なのです。
前出の体育大の先生は
「小学生の間は練習や試合は最大週4日まで、練習は1時間半」
といっています。
ケガのリスクを考えれば、これでも多いかもしれないと話していました。
「えっ、それじゃ少ないんじゃ?」
と不安をいただくかもしれませんが、実際にはヨーロッパの育成クラブの多くは小学校年代は最大週4というクラブがほとんどです。
あのバルサも?!
筆者も先日バルサのアカデミーの監督に直接話を聞きましたが、やはり 「活動は週4です。試合は土日のどちらかに1試合だけ。土日の試合のない日はオフになります」 と話しています。
メッシはさぞかし猛練習を積んできたと思われるかもしれませんが、実際は小さな選手は練習量でカバーという価値観は、却ってマイナスに働く可能性が高いということを理解してほしいと思います。
しっかり休んでコンディションのいい状態で練習をし、休みを沢山取ることで睡眠時間を確保する。
それで体はリカバリーできると同時に成長ホルモンが分泌され、サイズを手に入れられる。
いいことばかりじゃありませんか。
今まで日本で常識と思われていたことをもう一度考え直してみませんか?フィジカルやサイズのハンディを練習でカバーするのではなく、日本人だって大きくなれるということをしっかり理解してください。
そのためにはまず寝る。
じゃぁ、おやすみなさい。
確かに言われる通りだなって思いました!
よくよく自分のサイクルを考えてみたんですがで・・・
小学生・中学生の時は9時には睡眠
高校生では11時睡眠
今考えると、バカみたいに寝てったなって思いますw
結果、身長は183cmです。
その代わり、技術練習とかは昔だったんで、全くしてなかったですよね。
クオリティが大切
練習を長くすれば、睡眠時間が減少して疲労も蓄積されます。
だからクオリティが大事です。
クオリティを高くし、トレーニングを行う。
短い時間で効率よく。
そして休息の時間を確保するべきですね!