昔はバックパス自体をキャッチすることができたキーパー。

スローインを取ることもできたので、過去のゴールキーパーには足元のスキルはある意味必要ないとされてきました。

 

ですが、現在はみなさんご存知の通り、足元のスキルが必要となってきています。

では、そこでゴールキーパーの皆さんが勘違いされている部分を整理していければと思います。

 

目指すところを間違わないこと

まず一つ目はチーム・GKとして目指すべきところを間違ってはいけないということです。

足元の技術が求められていると言われていますが、それはみなさんの頭には何が思い浮かぶでしょうか?

 

おそらくパスをゴールキーパーが繋いで・・・

 

そういったシーンではないでしょうか?

まずはゴールキーパーが目指すべきところはどこでしょうか?

それは・・

 

相手ゴールです。

 

足元の技術が求められてきたゴールキーパーが忘れていること、それは「ゴールを目指す」足元の技術になっているのかどうかです。

足元が上手いからって、ゴール前でずっと繋いでいても意味がありません。

なぜかというと、ゴールを奪うことがいつまで立ってもできないからです。

 

まずは自分がゴールできるなら、シュートです。

ですが、広いピッチでGKがゴールを奪うことはなかなかできることではありませんよね。

 

ですので、目指すべきゴール、ゴールに直結しそうな選手にパスを送ることが大事なのです。

こちらはサイドボレーという手で持って蹴る技術です。

結果的にゴールにはなりませんでしたが、自陣からあっという間に相手ゴール前までボールを運ぶことに成功しています。

それはゴールキーパーが目指すべき優先順位を意識しているからでしょう。

 

もちろん、遠くに蹴れるキックを練習する必要がありますよね!

 

なお、現在パントキックという言葉ではなく、「ボレー」や「サイドボレー」という言葉を使います。

だから、パントキックという表現を使うGKコーチは…。

 

目指すべきところを意識しながらつなぐ

2つ目は目指すべきところを意識しながら繋ぐことでしょう。

全てが相手の背後やゴールに直結するパスを出せるわけではありません。

相手が下がっていて、そこで大きなキックをしてもボールを失うだけでしょう。

 

このデータをみてください。

GKの攻撃参加データ表(東福岡高校vs筑陽学園高校)(こちらをクリック!)

2017年の福岡県の高校サッカー決勝戦のデータになります。

みてわかる通り、短いボールの方がパスの成功率が高くなっています。

 

ですが、相手が前がかりでボールを奪おうとしている時に、自陣のゴールに近い場所でビルドアップしようとすると危険です。

もちろん、前がかりでも相手をいなせるパス&コントロールがあるのであれば構わないし、それが好ましいでしょう。

 

その前に考えることは、相手がどういった状況なのかを判断することです。

相手がロングパスを嫌がって引いているのであれば、自陣から繋いでいくことができるでしょう。

バルセロナのテア シュテーゲン選手ですが、攻撃の優先順位を意識しているからこそなんです。

相手の状況を正確に「観て」おくことが大事になります。

 

そもそもどうやったら攻撃をすることができるのか?

最後はなぜ攻撃になるのかを考えてほしいと思います。

よくキックだけ練習している選手を見かけます。

 

もちろん、すごく大事で攻撃の起点になりたいのはわかります。

ですが、一番大事なことがあるのです。

 

それは、自分がボールを奪うことができなければ、足元の技術を発揮する場面がないのです。

なぜ「ある選手」が日本代表で出れないのか?呼ばれにくくなったのか?

 

すごくキックは上手い。

多分日本で一番上手い。

 

でも、代表ではなかなか試合に出れない。

それはボールを、シュートをストップできないからです。

 

ボールを奪うことができて、初めてゴールキーパーがフィードすることができます。

逆に言えば、シュートストップができるようになれば、その「ある選手」は日本代表で試合に出ることができるでしょう。

それはあなたに置き換えることもできるのではないでしょうか?