私自身、あまりJリーグなどをじっくりと見ることはないのだが、今回は目に止まったシーンがあったのでご紹介したい。

先日、J2優勝を決めてJ1昇格が決まった【柏レイソルの中村航輔】選手のプレーだ。

DAZN(ダゾーン)のJ2の週間トップセーブにも選ばれたシーン。

※大きな音が出ますので注意!1:38〜

 

状況に応じたポジショニングの良さ

最初にこのシーンを見たときにポジションが非常に気になった部分だ。

おそらく、皆さんは中村航輔選手のポジションが低いと思われるのではないだろうか。

これはインスウィングでのシュートが考えられるため、前に出ないことが鉄則。

 

相手の状況を未来予測

中央からサイドへパスが出されるが、ここでまず考えられるのはシュートだ。

しかし、パワーを持って走り込んだ選手はシュートを打たず、ファーストタッチで一気にペナルティエリアに侵入した。

それを未来予測していた中村航輔選手は早く前に出ることなく、シュートがなかったと分かった途端、一気にボールへアプローチを開始。

あっという間にシュートコースを消すことに成功した。

普通のプレーに思えるが、トップスピードから一瞬で構えたこの移動スピードと構えるタイミングは天下一品だ。

 

DFとの連携を絡めてXブロックでストップ!

DFがファーのコースを切り、中村航輔選手がニア側のシュートコースを消す形。

ニアはXブロックで、ファーはスライディングで。

見事に片手でシュートセーブに成功したシーンだ!

 

セカンドボールへの対応

ブロッキングという技術を行うと、至近距離での対応のため、ボールを見失うことが多い。

そんな中、しっかりとボールを把握する力は大切で、中村航輔選手はその状況把握能力と、リカバリースピード(倒れてからの起き上がり)が非常に早い

ニア側のシュートコースが空いていたため、ダイビング技術を使ってセーブ。

 

求められる未来予測能力

先日、大迫敬介選手のシーンと比較しても、非常に未来予測能力があるなという印象。

いわゆる危機察知能力だ。

ゴールキーパーコーチにも、その能力を引き出すコーチングが必要で、ただSNSで行っているようなコピートレーニングでは生み出すことのできないゴールキーパーの特性中の特性だ。

GKコーチとして選手の能力を引き出すことは言うまでもない。

しかし、中村航輔選手のような素晴らしいゴールキーパーが出てくるのを指を加えて待っていては、日本のゴールキーパーの未来はないだろう

だからこそ、GKコーチ自身がさらにバージョンアップすることが求められる。

そして、その大好きなゴールキーパーコーチを長く続けられるよう、価値を与えられるようにならなければならない。

GKコーチとして次へのステージを目指しているのであれば、ぜひ私になんらかの形で連絡をしてきてほしい。