中山オリジナルGKメソッドの開発物語!
私自身のオリジナルメソッドが確立したのは本当にここ数年の間です。
試行錯誤しました。
その中で、一つポイントがありました。
何名かのGKコーチとの出会いです。
ファンデルサールを育てたフランスフック
お名前を出すことは控えますが、一人目はオランダ人のフランスフックです。
私はこの人と出会って学んだことによって、大きく考え方が変わっていきました。
ある研修会、多くの日本人は首を傾げている・・・。
「なんでこんなことやってるの?」
「俺はGKトレーニングを見たいよ?」
そういった雰囲気が漂っていました。
そう思っても仕方がありません。
日本では考えられない、大きなゴールキーパー文化の違いを感じました。
なぜこのようなトレーニングが必要なのか?
GKに必要な3つの要素
ゴールキーパーは3つのことが必要になります
コーチング
ポジショニング
テクニック
これはなぜ必要か?
ゴールキーパーはグラウンドの隅っこで、ゴールキーパーだけでトレーニングをしている姿をよく見かけます。
しかし、ゲームではチームで、11人の1人として出場していると思います。
そこがまず問題なんです。
日本ではゴールキーパーを意識したトレーニングが行われていないんです。
ゴールキーパーは10人+1人ではなく、11人の中の1人です。
あなたのチームのフォーメーションは?
あなたのチームのフォーメーションは何ですか?
4-4-2?
3-5-2?
こういった会話になるでしょう。
しかし、1人足りないんです・・・。
ゴールキーパーが・・・。
1-4-4-2とか、1-3-5-2とか、チームではキーパーが存在していないことになっています。
これはゴールキーパーにとっては、大問題。
セパレートしないGKトレーニング
フランスフックはゴールキーパーをセパレートせずに、トレーニングすることを理想としています。
11vs11の中から場面を切り取り、そのシチュエーションに適したトレーニングを行います。
この画像を見てください。
11vs11をイメージしたゴールキーパーの攻撃への参加の計画です。
もちろん、ゲーム中にイメージ通りにならないと思います。
ただ、チームとして、ゴールキーパーがどう関わるかによって、大きく変化が生まれます。
では、どこで切り取り、どこにポイントを絞ってトレーニングを行いますか?
できる限りゲームに出る人同士がトレーニングを行うとより効果的ということは言うまでもないでしょう。
セパレートせずにチームにできる限り合流してトレーニングを行うことは非常に重要です。
トレーニングを行なっていることしか、あなたはゲームでプレーを発揮できないのです。
チームの約束事は?
コーチングするにしても、チームの約束事などがあるでしょう。
一緒にトレーニングすること、それは仲間がいますので、ここで初めてコーチングのトレーニングができるということになります。
サッカーは同じようなシチュエーションはあっても、全く同じシチュエーションはありません。
だからこそ、繰り返しチームで連携を重ねる必要があるのです。
声が出ない選手は、チームトレーニングに入っている時間が少なく、またチームの約束事、そしてサッカー自体を理解していない可能性が高いのです。
だからこそ、チームでのトレーニングで「ゴールキーパーがゴールキーパー」になるのではなく、11人目のフィールドプレーヤとして、常に参加する必要があるのです。
そういった意味では、私のGKコーチとしての考えを一気に変えてくれた大切なGKコーチです。
その後、JFA(日本サッカー協会)のGKプロジェクトがフランスフックと契約を交わしたのがうなずけます。
ワールドカップで優勝したドイツのGKの考え方
そして、私はそういったチームとの関わりを大切にすることを学び、ドイツ人GKコーチのルーカスさんと出会いました。
ちょうど2014年のW杯でドイツが優勝したあとすぐのことです。
そこで学んだこと、それはポジショニングです。
ここでお話しするのはゴールキーパーの個人戦術、いわゆるシュートを打たれるとのポジショニングなどを指します。
私は今までポジショニングについては様々なことを考えてきました。
しかし、なぜこの発想がなかったのか?と、思わされました。
それがこれです。
あなたはこれを見たとき、キーパーとして成長するでしょう。
何を思いましたか?
ゴールキーパーの見える世界観が変わったのではないでしょうか?
ポジショニングという言葉でもいいのですが
「ゴールキーパーのスターティングポジション」が大事なのです。
あなたのスターティングポジションは適切ですか?
アングルプレーの重要性
シュートされるボールに対して適切なポジションを取り続けること一連の動作のことを「アングルプレー」と言います。
実は日本のゴールキーパーはアングルプレーができているようで、できていないんです。
それは、あくまでも「ポジション」だからなのです。
ボールに対してのスターティングポジションは?
こういった考えを持ちましょう。
アングル(角度)を意識したポジション
また、ポジションを取るにあたって、「アングル」は非常に大事になってきます。
アングル(角度)を意識したポジションを明確に取り続けることです。
ゴールキーパー360度あらゆる動作を使ってゴールを守ります。
だからこそ、あなたのスターティングポジションがずれてしまうと、全てがずれてしまいます。
どんなに遠くに飛べるゴールキーパーでも、失点してしまいます。
ポジショニングについてここまで考えさせられたことで、大きく私のメソッドは進化をすることができました。
チームと合流したトレーニングだけでいいのか?
最後になりますが、今まではチームとの関係の中からコーチングやポジショニングについてのメソッドをお伝えしました。
じゃあゴールキーパーは常にフィールドプレーヤーと合流してトレーニングすれば上手くなるのか?
もちろん先ほど話をした通り、上手くなります。
良いポジションを取り続ければ失点しないのか?
失点しない確率はアップするでしょう。
ですが、失点する確率をもっとアップさせたくないですか?
レアル・マドリードで指導経験のあるルイスジョピスGKコーチ
ここで出会ったのが、あるスペイン人のGKコーチでした。
レアルマドリードのGKコーチのルイスジョピスGKコーチです。
こんな経験はありませんか?
実際にボールが、シュートが飛んできました。
仲間にコーチングもした!
良いポジションも取れている!
シュートはギリギリに飛んでくる・・・
一生懸命ボールに食らいつく!!!
ですが、届かない!ゴールを割られる・・・失点・・・
と言う状況に陥ります。
そうです。
そうなんです。
チームトレーニングだけではダメなんです。
良いポジショニングだけではダメなんです。
セパレートしたGKトレーニング
ここで大事な言葉が「セパレート」です。
ゴールキーパーが端っこでトレーニング・・・・
そう、その話です。
私はセパレートすることは、非常に大事と考えています。
最初の・・・
コーチング
ポジショニング
テクニック
この3つのポイントで、唯一セパレートしないといけないトレーニング、それは「ゴールキーパーとしてのテクニック」です。
シュートを打たせない守備は理想であり、卓上の理論
チームとして守っていても、やはりシュートを打たれます。
理想は「シュートを打たせない守備」と言いますよね。
もちろんそうです。それができれば一番いい。
ですが、それは非常に難しいのもみなさんわかっているのではないでしょうか?
だからゴールキーパーがいるし、端っこでそういったトレーニングをしているんじゃないですか?
信頼をえれるゴールキーパーって?
チームで信頼を得ることができるゴールキーパー、それは・・・
「シュートストップ(シュートを止める)で、カリスマ性を発揮すること」です。
あなたはカリスマ性を発揮できるほどシュートストップをすることはできますか?
ここが一番大事です。
どんなにコーチングを激しくできても、シュートを打たれた時、決められてしまうゴールキーパーは信頼を得ることはできません。
チームが苦しい時、ここぞという時にゴールキーパーがストップしてくれる・・・。
攻められているのに、チームに活気を与えることのできるゴールキーパーになるべきなんです。
そうすれば、また自分のチームにゲームの流れを引き寄せることができるでしょう。
そうなるべきなんです!!
では、どうやってカリスマ性を発揮できるようにするのか?という部分ですが、まずはゴールキーパーの基本技術を身につけることからスタートします!
最近ではユーチューブとか、ツイッターで、すごい選手のプレーなどを見る機会が増加しています。
それを見て憧れていますよね?
彼らは、すごいプレーをすることができます。
ですが、すごくシンプルなんです。
彼らはスーパーな基本技術を持っている。
スーパーな選手、カリスマを発揮できる選手はスーパーな基本技術を持っているからこそ、ストップ率を上げることに成功しているんです。
基本技術とは・・・
キャッチング
ステッッピング
ダイビングなど、いっぱいあります。
一つ一つをコツコツ反復して行く必要があります。
ですが、その基本トレーニングをチェックする必要があります。
ゴールキーパーは細かな動作が多く、無駄な動きがあると0.1秒の世界で闘っていけないからです。
だからこそ、動作チェック、そしてその正確な動作でスピードアップして行く必要があるのです。
また、ゴールキーパーにスピードが必要不可欠です。
ただし、スピードが速くても正確な動作が取れなければ、スピードは半減してしまいます。
だからこそ、動作を繰り返しチェックし続ける必要があります。
ヨーロッパでは、ゴールキーパートレーニングを撮影しており、常にゴールキーパーの動きをGKコーチがチェックしています。
私はゴールキーパーが必ず上手くなる秘訣を知っています。
だからゴールキーパーが必ず上手くなります。
みなさんが望んでいるゴールキーパーに近づけるでしょう。
セパレートしたGKトレーニングに近づくには?
セパレートしたゴールキーパートレーニングで必要なこと、それは・・・
基本技術の習得
正確な動きでのスピードアップ
動作チェックして選手にフィードバック
今あなたの心は適切なスターティングポジションに立つことができていますか?
心のスターティングポジションとは、ゴールキーパーについて学び、行動していくための心のポジションのことです。
もっと上手くなりたいのであれば、メソッドを知ることで変化が生まれます。
このメソッドを行うことで、各世代の日本代表・日本高校選抜・国体選抜など、チームはもちろん日本・都道府県を選抜する選手に近づくことができるでしょう。
そのメソッドを知るためには、以下の3ステップを見てほしい。