アメリカにルーツを持ち、J3デビューを果たした野澤大志ブランドンって?!
初の檜舞台は出番を得られず、仲間たちの活躍を見守ることしかできなかった。
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FC東京U-18に籍を置く野澤大志ブランドン。
アメリカにルーツを持ち、沖縄で生まれ育った193センチの大型GKはブラジルで開催されたU-17ワールドカップに挑んだ。
U-17ワールドカップ ではサブGKとして明るく振る舞う
U-20ワールドカップなどに飛び級で出場していた鈴木彩艶(浦和レッズユース)が大会直前で合流したため、守護神の座は譲った。
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だが、高いモチベーションで日々のトレーニングに励み、サブ組だけの練習では高桑大二朗GKコーチ、佐々木雅士(柏レイソルU-18)と懸命にボールを追い掛けた。
全体トレーニングが終わってもポジティブな姿勢を崩さず、明るい表情で仲間の居残り練習に付き合っていた。
ピッチ外でも仲間に冗談を飛ばしながらチームを盛り立てた点も含め、そうした愚直な姿勢がチームの雰囲気作りに一役買ったのは間違いない。
J3デビューを果たした、間違いない逸材
今大会は1試合も出番を得られなかった。だが、その能力に疑いの余地はない。
中学時代はFC琉球U-15に所属。
将来性を買われ、高校1年生の春にFC東京U-18へ加わると、今年6月にU-23チームの一員としてJ3デビューを果たした。
キックの精度や技術面は課題だが、リーチの長さやハイボールの強さは目を見張るものがある。
また、努力家であり、才能だけに頼ってきた選手ではない。
昨秋のU-16アジア選手権では第2戦に出場した以降は出番を得られていなかったが、タジキスタンとの決勝で先発の座を奪取。
大会中に評価を高め、最後の最後にポジションを奪ったメンタリティーも野澤の武器だ。
鈴木彩艶に負けない、高い評価
その実力は鈴木にも負けていない。実際に鈴木に不測の事態が起こっても「野澤が控えている」安心感はあったし、森山佳郎監督も高い評価を与えていた。
第2GKとして挑んだが、ブラジルの地で培った経験は何事にも代え難い。
その体験を次に生かし、2年後のU-20ワールドカップはレギュラーとして挑めるか注目だ。
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