全国高校サッカー選手権大会決勝のBadプレーより学ぶ!シュートコースで変わるストップ率!

中山です。

とうとう第97回全国高校サッカー選手権大会のゴールキーパー分析が今回で終了となります!

私の中では、高校生という通過点のプレーヤーとして、良いシーンだけでなく、改善しなければいけないシーンをお伝えしています。

これは決して批判ではなく、二度と起こらない(似たようなシーンは起こる!)ではあるものの、必ずその経験が次なるシーンで役に立つからです。

ゴールキーパーは経験値が重要なポジション。

でも、今年の1月14日の決勝に立ったゴールキーパーは2人しかいないのです。

ではどうやって経験していく?

それは経験したかのように、じっくり選手をアナリシス(分析)して自分の中の経験値として埋め込んでいくしかないのです。

この部分を理解している選手は必ず伸びます。

 

ぜひラストのゴールキーパー分析を一緒に楽しみましょう!

今回は2シーンを準備しています!

 

45度から左右に振られるシーン

一つ目のシーンはこちら!

青森山田高校の選手がフリーで45度でドリブル。

それに対して多少前気味に出てきています。

シュートを選択せず、逆サイドの選手へパス。

インターセプトすることはできず、ボールをひたすら追っていきます。

相手がフリーでシュート!

頑張って手を出しますが、大きくシュートコースの空いたゴールを守ることはできませんでした。

 

シュートコースに早く入ること

このように前に出てサイドに振られてしまった場合、守るべきゴールを守る人がいない状況になってしまいます。

本当はそうなってはいけませんが、そうなってしまったという想定で今回はお話をしたいと思います。

ここでのポイントはガラ空きになってしまったゴールをいかにして守るのか?

また、ゴールキーパーがいかにして早くシュートコース上に入っていくのか?

ここがポイントになります。

ボールの方がスピードが速くて相手に先に触られそうな場合は、ボールと平行に動かずにシュートコースに入るように一度下がりながらポジションを取ることをお勧めします。

そうすることによって、シュートコースにゴールキーパーが入ることで、シューターに一定のプレッシャーを与えることができます。

もちろん、ボールが緩くて相手FWとゴールキーパーが同時にボールに触れそうであれば、ボールに行くのも大事です。

ただ、今回みたいに明らかにゴールキーパーが間に合わない場合はシュートコースを抑えに行くことも大事になりますので、この部分の判断はその都度行いましょう!

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GKの基本技術

 

金額:1,080円(税込)

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コーナーキックで前に出れないシチュエーション

もう一つのシーンはこちら!

まずは失点シーンの整理をしてみましょう!

コーナーキックのシチュエーションでした!

ストレート系の早いボールはちょうどゴールエリアとPKマークの間くらいに入ってきました。

前にはできることができず、ポジションを下げようとします。

ヘディングシュートが打たれる時にはある程度下がることができました。

しかし、ヘディングシュートはゴールキーパーの膝付近に当たりました。

結局そのままサイドネットに突き刺さります。

 

勘違いしている「下がるポジション」

なぜコーナーキックで後ろに下がるのでしょうか?!

それは、ボールが浮いているからです。

ヘディングシュートに対して、ゴールキーパーが前に出ているとループシュートがきてしまいます。

それを防ぐために下がります。

では、今回のゴールキーパーのポジショニングはどうだったのでしょうか?!

まずはシュートコースはをチェックしていきます!

黄色のせんが立体的なシュートコースになります。

みてわかる通り、このシュートコースを全体的にカバーできるポジションとは言えません。

実際に入るべきポジションはリトリートライン(ボールとゴールの中心を結んだ線上)です。

なぜこういったことが起きたかというと、ただ【後ろに下がる】からです。

そうではなく、リトリートライン上に下がることを意識しましょう。

この場合だと、赤線がただ後ろに下がったポジション、緑線がリトリートライン上に下がったポジションです。

下がり方を一つ工夫することで、今回みたいにはじいたのにゴールに入ってしまう・・・といったことをなくすことができる可能性が広がります。

あくまでの【絶対】ではなく、【可能性】がアップする話です。

ただ、正しい知識と動きを身につけることで、限りなくシュートストップする可能性を上げていきましょう!

 

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基本編より引き続き、シュートストップ編

 

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