171cmの身長でも全国で闘える!!攻守の精度の高さと圧倒的な存在感が武器!
今年度のインターハイを制した桐光学園では172センチの守護神・北村公平が安定したプレーを見せ、チームの優勝に大きく貢献した。
そのほかでもGKの活躍も目立ち、冬への飛躍を期待したくなる逸材も少なくない。
そこで今回は夏に輝いたGKをピックアップ。
3回目の今回は九州を代表する強豪校の神村学園でゴールマウスを預かった2年生を紹介する。
低身長から圧倒的な存在感
他の選手と並んでも頭一つは小さい。
だが、その存在感は彼らに決して引けを取らなかった。
背番号17を背負う吉山太陽。
171センチの身長はGKを務める上でハンデキャップかもしれないが、微塵も感じさせないプレーでチームの16強入りに貢献した。
尚志戦で見せた攻守の精度の高さ
3回戦の尚志戦。
勝てば8強入りが決まる一戦でもスタメンに名を連ねると、俊敏性を生かした守りで相手の攻撃を最後尾で食い止める。
最終ラインの背後に蹴られたボールも冷静に処理し、簡単には相手に突破を許さない。
また、足元の技術も水準以上でビルドアップにも積極的に関わり、ロングフィードの精度も目を見張るものがあった。
物怖じしないクロスへの対応
そして、気になるのが体格的に不利であるハイボールへの対応。
自身の上を飛ばれてしまうと難しい局面になるが、そこは状況判断の良さでカバーしてみせる。
先に飛んでプレーエリアを確保し、次のプレーを予測しながら堅実に対応していた。
示した可能性は無限大
一瞬の隙を突かれ、59分に失点を喫したものの、大きなミスは皆無。
PK戦では相手との駆け引きで自分のペースに持ち込もうとしたものの、止めることはできなかった。
夏の挑戦はここで幕を閉じたものの、示した可能性は無限大。
冬に向けてどんな成長を遂げるか楽しみだ。
島根県の鈴木勝久氏がGKコーチ
また、神村学園GKコーチの鈴木勝久氏は私の友人で、島根県で鈴木GK育成スクールを展開している。
確立されたGKトレーニングで定評のあるGKコーチだ。
その確実な指導理論にも注目していきたい。