東京オリンピックを来年に控えた森保一監督率いるU-22日本代表が、広島のエディオンスタジアム広島で、キリンチャレンジカップ2019、vsU-22コロンビア代表戦に臨んだ。

今回、U-22日本代表のGKコーチは、引退したばかりの川口能活GKコーチ。

東京オリンピック世代では、現在大分トリニータに所属する小島亨介選手が正ゴールキーパーを務めてきた。

しかし、ここにきてサンフレッチェ広島でレギュラーポジションを獲得し、日本代表(SAMURAI BLUE)にも選出された大迫敬介選手が一気に森保ジャパンの正ゴールキーパーに名乗りをあげたのだ。

U-22コロンビア代表とのゲームのプレーの分析を通して大迫敬介選手のプレーに注目してみたい。

 

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チェックするシーンは1失点目

今回、大迫敬介選手のプレーを見ていくにあたって気になったシーンがあったので、そのプレーをご紹介したい。

それは1失点目のシーンだ。

※3.58〜 大きな音が出るので注意!

 

こぼれ球に対しての準備の甘さ

私が非常に気になったシーンだ。

これは大迫選手だけの問題でなく、日本のゴールキーパー全体の課題と言ってもいいだろう。

中央付近に浮いたボールが入り、こぼれ球ができる。

そのこぼれ球にルイス・サンドバル選手がシュートを打つ体制に入っている。

このシーンでポジションミスが起こったのだ。

 

相手はどんなシュート?

映像を見てもらったらわかるが、こぼれ球に対してパワーを持って走り込んでいるのがわかる。

そうなった場合、前に出てシュートコースを狭める必要がある。

前に出ることでシュートアングルは狭まるが、リアクション(反応)できる時間が減ることになる。

「じゃあ前に出ないほうがいいんじゃない?」

・・・ということではないのだ。

 

より厳しいスペースへのドリブル

ここでパワーを持ったシュートがなかったが、ファーストタッチで中央のスペースに。

このときに前に出ていないことで、シュートが大きく空いているのだ。

ファーストタッチ前よりも中央にドリブルされたということは、それだけシュートコースも大きくなったということが言える。

反応時間はあったが、シュートコースが広く、対応が後手になったと言えるだろう。

おそらく前に出ていた場合、シュート自体が甘いコースだったため、コラプシング(足を払ってすばらく倒れる技術)や、体に当たってボールを弾き出せた可能性が高いと言える。

 

未来予測をどれだけできるかは、日本のゴールキーパーの最重要課題

ゴールキーパーにとって、アンティシペーション(予測)をできるかが大事だ。

例えば、シュートストップだけで言えば、ポジションもそのままでよかったかもしれない。

しかし、今回はシュートと見せかけてワンツーで抜け出したり、自分でDFの間をドリブル突破など、FWにとっては何通りもの選択肢があった。

いかに守るゴールを小さくするか。

試合ではシュートストップとブレイクアウェイ の状況が入り混じる中、いかにして未来予測ができるのか

そして、その未来予測をしたときのスタートポジションとはどこなのか?

この部分が今後日本のゴールキーパーに求められる最重要課題だと私は思う。

 

シュートへの反応は十分!

正直言って大迫敬介選手の反応スピードははっきり言って速い!

今回はたまたまはじいたボールが後ろには抜けてしまいましたが、十分間に合っている。

だからこそ、未来予測をさらに磨いてほしい・・・そう思う。

 

シュートストップ反応時のプレー

大迫敬介選手のシュートストップ時のプレーはインナーダイビングだった。

インナーダイビングという技術は、私の公式YouTubeで公開しているので、詳しい内容は動画をそちらでご覧ください。。

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シュートに対してプレジャンプを行う。

そのときに右側にボールが飛んできているので、踏み込む右足を内側に入れる。

そうすることで、早くダイビング態勢に入ることができる。

おそらく東京五輪では正ゴールキーパー になるであろう大迫敬介選手。

長身のゴールキーパーで動ける万能型GKだからこそ、未来予測をさらに磨けば海外への道も拓けるのではないかと思うほどの逸材だ。