187センチの恵まれた体躯とガーナ人の父から譲り受けた驚異的な身体能力。

加えて、GKスキルと正確なフィードも併せ持つ。

現在、高校2年生だが、その能力はプロの選手と見比べても見劣りしない。

浦和レッズユースに所属する鈴木艶彩。

近い将来、A代表のゴールマウスを守る可能性を持った逸材がU-17ワールドカップでベールを脱いだ。

 

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飛び級でU-20のメンバー入り

早くから将来を嘱望され、中学3年生だった2017年には飛び級で久保建英らが参戦したU-17ワールドカップに出場。

今年5月にも一世代上のU-20ワールドカップに第3GKとして名を連ねた。

ただ、いずれも出場機会は与えられず、ベンチで先輩たちの活躍を眺める日々。

もちろん、外から見ているだけで勉強になったが、ピッチに立てない悔しさを誰よりも噛み締めていた。

そして、迎えた2度目の U-17ワールドカップ。

飛び級でU-20ワールドカップに参戦していたため、一世代下のカテゴリーでプレーするか議論されていたが、自らの強い意志で代表参加を希望。

「自分の力がどれだけ通じるかを確認したいし、挑戦して知りたい気持ちがある」。

ついに大舞台でのプレーが実現し、ハイレベルな戦いに胸を踊らせていた。

 

我に返ったオランダ代表戦

27日に行われたオランダとの初戦、相手はエールディビジでデビュー済みの選手を揃える優勝候補の一つ。

世代トップクラスの実力を持つ欧州王者に対し、鈴木は雰囲気に飲まれ、序盤は地に足がつかないプレーを見せた。

開始早々には最終ラインの背後に蹴られたボールをうまく処理できず、あわやゴールという大ピンチに遭遇。

だが、このミスで我に返ったのか、以降は落ち着いたプレーで要所を締めていく。

最後までミスらしいミスはなく、チームも3-0で快勝。初陣で自らの役割を全うし、勝利に貢献した。

 

世界で通用したプレーとは?!

ハイパフォーマンスを見せたオランダ戦で、特に素晴らしかったのはハイボールの強さと正確なフィードとスローイング。

センタリングを入れられてもしっかりと自分のプレーエリアを確保し、相手にぶつかられてもボールをこぼす場面はほとんどなかった。

その後の展開も素早く、状況に応じてパントキックとスローを使い分ける。

特にフィードは飛距離と精度を伴っており、ライナー性のキックはピンポイントで面白いように繋がった。

その後のアメリカ戦(0-0)、セネガル戦(1-0)でも存在感を見せ、日本を首位通過に導く活躍を見せた。

 

おそらくトップチーム昇格をするであろう逸材

ノックアウトステージではメキシコに0-2で敗戦。試合後、鈴木は唇を噛んだが、ピッチに立ったからこそ分かったこともある。

上のレベルで戦うには何が必要か、自分の現在地はどこか。

そうした学びを経て、鈴木が今度どのような成長を遂げていくのか楽しみだ。